ご無用とゴム用

 
 Audible(オーディブル)という音声サービスで、ある本を読んでいたら(正確には、聴いてきたら)

 その心配は ごむよう である

 という言葉が出てきた。これは無論、「その心配はご無用である」が正解なのだろうが、私はなぜか「その心配はゴム用である」だと思ってしまった。いや、一瞬で自分の間違いに気づき、「ゴム用」でなく「ご無用」だよな、と気づいたがこういう場合、なぜか「ゴム用」が気になってしまう。こういうの、私だけなのだろうか。

 一度、勘違いしてしまうと、頭では理解できても、間違った連想はなかなか収まらない。

 私が記憶しているところだと、学生時代のことだっか。お笑いコンビの「ウッチャンナンチャン」をテレビで初めて観たとき、私はなぜだか、ウッチャンとナンチャンを逆に覚えてしまった。どっちがどっちなのか、名前と顔が一致するのに、その後しばらくかかったような気がする。

 最初の思い込みというのはやっかいなのが。
 
 
 

投稿者:

Yasuhiro Okura

デザイナーを経て、クリエイティブディレクター、コピーライター、ライターに。「ベースボール」代表。広告&Web企画・制作、インタビュー構成をはじめ『深川福々』で4コマ漫画「鬼平太生半可帳」連載中。書籍企画・編集協力に『年がら年中長嶋茂雄』など。ラフスケッチ、サムネイル作成、撮影も。