天気予報と動物的勘

 
 洗濯物を干しながら、ふと思う。きょうは降りそうだな、なんて。
そんなとき、きょうの天気予報はどうなっていたかな、と
新聞を天気欄をチェックしたり、スマートフォンで天気予報を
調べたりして、あ、きょうは降らないな、と思ったりする。

 で、結果はどうかというと。洗濯物を干したりしながら感じた
自分の勘のほうが当たっていた、ということもときどきだけど、
ないことはない。

 そこで思うのだ。自分の勘を信じなきゃ、と。
新聞やスマホの天気予報が外れたって、どっちみち
誰も責任なんか取らないし(取りようもないけど)、
だったら、自分の勘を信じようよ、と。

 天気予報が当たる、当たらないもあるけれど、
それだけでなく、自分の勘を信じてあげないと
動物的な部分がどんどん失われていってしまう。
そんな気がするのだ。

 太古の時代から現代まで生き抜いていた、僕たちの
種の遺伝子というか、生存本能みたいなものが
「きょうはちょこっと降るぞ」「きょうは傘は持たなくていいぞ」
などと教えてくれている気がするし、そんな
見えざる声に耳を傾けたいと思う。
 
 

投稿者:

Yasuhiro Okura

デザイナーを経て、クリエイティブディレクター、コピーライター、ライターに。「ベースボール」代表。広告&Web企画・制作、インタビュー構成をはじめ『深川福々』で4コマ漫画「鬼平太生半可帳」連載中。書籍企画・編集協力に『年がら年中長嶋茂雄』など。ラフスケッチ、サムネイル作成、撮影も。