今日のダーリン(2014-10-29)

 
 ほぼ日刊イトイ新聞で毎日更新されている「今日のダーリン」。
 自分のことを言われているような気がして、というハッパをかけられているように思えたので、今日は転載させていただきます。 
  

・試験だとか、締切りのある仕事などで
 「一夜漬け」ということを、よくやりました。
 その一夜の前の、さまざまな準備というものも、
 なくはなかったかもしれません。
 でも、ほんとうになにかを搾り出す「一夜」はあります。
 出来不出来については、また別問題かもしれませんが、
 日々平均して少しずつやればいいことを、
 もう逃げられなくなった、ある短い期間に、
 集中してやることで、できることはたしかにあります。
 
 「一夜漬け」を「しくみ化」したのが
 「合宿」や、「カンヅメ」であると言えましょう。
 他の仕事や用事をしなくて済む環境にじぶんを置いて、
 やるべき問題だけを、とにかく集中してやる。
 これも、けっこう経験していますが、
 たいていの場合は、ある程度の結果を出しています。
 むろん、「さらに、やりかけ」を増やしただけ、
 ということになった場合もありますが、
 それにしても、どこで行き詰まったかくらいはわかる。
 チームで「合宿」する場合もあるし、
 個人で自ら「カンヅメ」になることもあります。
 どちらの場合も、ある程度は
 「進行管理」的なことをする人が必要だと思います。
 「難問+自己管理」というのは、難易度が高いですから。
 でも、それにしても、「合宿」や「カンヅメ」は、
 けっこう大きな仕事を残してくれました。
 
 さてさて、どうしてそんなことを
 思い出しているかというと、
 仕事をするっていう、ひとつの理想形は、
 あの「カンヅメ」での出力なんじゃないかと、
 思いついたのであります。
 だって「ずっと考えている、やらねばならないこと」を、
 ぼくはもう、何ヶ月もやれてないと思うのです。
 どうしても出力しなきゃいけないという緊張感と、
 どんな時間を削ってでもやるぞという集中力が、
 ないままに、なにかを待っている日々が長すぎる。
 そんな気がしてきたのであります。
 「やればできる」と、思っているだけで過ぎていく時間。
 この状態を「ま、いいか」で済ませるのは、やめなきゃ。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
あのゲームもあの歌も、集中した日々のおかげなんだよね。
 
 

Yasu
  • Yasu
  • デザイナーを経て、クリエイティブディレクター、コピーライター、ライターに。「ベースボール」代表。広告&Web企画・制作、インタビュー構成をはじめ『深川福々』で4コマ漫画「鬼平太生半可帳」連載中。書籍企画・編集協力に『年がら年中長嶋茂雄』など。ラフスケッチ、サムネイル作成、撮影も。