昨夜、会田誠さんの個展『絵バカ』のオープニングへ行った。
場所は、市ヶ谷に移ったミヅマアートギャラリー。
去年の秋に中目黒から引っ越したそうだが、市ヶ谷の
ミヅマに足を運びのは、僕がこれが初めてだった。
到着がイベント開始時間の19時半になってしまったため、
すでにものすごい混み方。
会田さんが何か話したあと(近くまで寄れず、あまり聞き取れなかった)
最初のほう、全裸に近い男の人が出てきたときは
酸欠になりそうだった。佐々木先生とおっしゃったかな、その方。
あとでちらっとお話したら、佐々木先生は
お茶美の先生らしく、
「さすが、芸術!」といえばいいのか、
既成概念を打ち破るような
強烈なインパクトの、佐々木先生のパフォーマンスだった。
会田さんとも少ししゃべったのだが、
今回の作品がかなり大きいことを伺うと、
それらは北京で昨年の夏から半年ほどかけた制作したものだそうで、
「中国では大きな作品をつくる作家が多く、向こうでは
そんなに大きく感じられないんですよ」とのことだった。
会田さんは作風がまとまらない、というか
わざとまとめないというのか、
かなり売れるようになっても、同じタイプの作品を
量産し続けないみたいで、そこがまた素晴らしいと思った。
固まらない作家、といえばいいだろうか。
ひとところにとどまらない会田誠さん。
写真の背景は、会田誠さん作「灰色の山」
OA機器と絡み合い山積みになった、無数のサラリーマンの死体。
追記
ミヅマアートギャラリーは今も中目黒にもあり、
新たに(といっても昨年の秋だけど)
市ヶ谷にもオープンした、ということのようです。
(2010-05-09)
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