志村けんさんのこと

志村けんさん、一度だけ取材でお会いしたことがあるのですが、動物が大好きで、あんなに大スターなのに偉そうにすることもなく、腰が低くて、ずっとニコニコされていて、とても感じのいい方でした。もっともっとたくさん笑わせてほしかったし、ほんとにほんとに、めちゃくちゃ残念でなりません。ご冥福をお祈りいたします。

(追記というか、もう少し書かせていただきます)

志村けんさん、数々のギャグも思い出されますが、雑誌「スイッチ」だったでしょうか、その誌面でたしか、こんなことを話されていました。自分がメインのコント番組があって、仮に10本コントをやるとしたら、全部のコントが面白いのは実は良くない。なぜなら、どれも面白いと、視聴者にはどれも記憶に残らない。そうではなく、それほど面白くないコントがいくつかあったほうが、面白いコントがより面白く感じられるし、結果的に視聴者には「あの番組、面白かったなぁ」という印象が残る。うろ覚えで細かな言い回しは違っているでしょうが、全体としてそんな内容だったと思います。それを読んで私は「深いなぁ。たしかに、そうかもしれん。なんというか、10曲入りのLPレコード(アルバム)みたいやな」と、そんなふうに感じた記憶があります。ほんとにほんとに、ご冥福をお祈りいたします。

Yasu
  • Yasu
  • デザイナーを経て、クリエイティブディレクター、コピーライター、ライターに。「ベースボール」代表。広告&Web企画・制作、インタビュー構成をはじめ『深川福々』で4コマ漫画「鬼平太生半可帳」連載中。書籍企画・編集協力に『年がら年中長嶋茂雄』など。ラフスケッチ、サムネイル作成、撮影も。