東日本大震災で被災した子どもたち100人を、山梨・富士河口湖の総合アウトドア施設「森と湖の楽園」が受け入れると発表。そのことを私は、ヤフーのトピックスで知った。
「森と湖の楽園」は清水國明さんが理事長を務める、NPO法人河口湖自然楽校が運営する施設である。
「森と湖の楽園」へ一度取材で訪れたことがあるが、自然が豊富でフィールドアスレチックのような楽しみもある。
被災地からは遠く、地元を離れたくないという気持ちもあるかもしれないが、子どもたちにとっていい場所だと思う。取材時、ここで暮らせたら楽しいかもなぁ、と感じたことを回想した。
自然の中で過ごすことの良さ、鈍くなっている野生的な勘が自然の中で暮らしことで甦ることなど、清水さんはいろいろおっしゃっていた。
4、5メートルくらいの高さにターザンロープのようなものがあり、その下の地面はウッドチップで敷き詰められているところが敷地内にあり、正直、そこに上るとかなりの恐怖感で、私はロープに捕まって向こうまで渡ることができなかった。
そのことを清水さんに聞くと、「最初は恐がる子どもも多いけど、すぐに慣れて、たいていその日のうちに、ターザンロープで20〜30メートル先まで渡れるようになりますよ。落ちたら危ないと思うと、みんな落ちないもんですよ。あははは」なんて、笑っておられた。
人間の中の、野生の復活。あの施設なら、あり得るかもしれない。
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