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「困(こま)フォト」第3回


近頃、「写真」が気になっている。
でも、「写真」がよくわからない。
それで少し困っている、みたいな。

撮影をしたり、文章を書きながら、
わからない「写真」を考えてみる。

写真で困っている。だからタイトル
を「困フォト」としてみたのです。



白紙のフキダシ


交通安全の看板の写真


陽射しの関係でだったからかもしれない。撮影時は、フキダシの中の
文字がほとんど見えなかった。というか、気付かなかった。だから、
この「フキダシの中の文字を考えなさい」ということなのか思い、江
東区は斬新な手法を使うなぁとちょっと感心していた。「あぶないと
び出し その一歩」だったのか(白地に書かれた白い文字が読めるだ
ろうか)。間違ってはいないけど、少しがっかり。「あぶないとび出
し その子供」はどうだろう。「あぶないとび出し その長男」と、
呼びかけてみるか。いや、次男のほうが一般的におっちょこちょいと
いう気もする。「あぶないとび出し そのダンプ」はどうか。言葉と
してはおかしくないが、ダンブを特別視しているようで、日本ダンプ
カー組合に訴えられるかもしれない。「あぶないとび出し そのここ
ろ」ではどうか。衿を正して話を聞こうという気持ちにならないか。
「あぶないとび出し その教え」とすると、今は亡き恩師を思い出し
て目を潤ませる人もいるかもしれない。フキダシの中は真っ白だった
ほうが面白かったのに、と思ってしまう。少年が着ているTシャツの
胸に「注」という文字が入っているのが、読めるだろうか。「注」と
いえば、ザ・ドリフターズの荒井注さんの顔が浮かぶのは、世代か。
実は、荒井注さんへのリスペクトがこの看板には含まれているのかも
しれない。であれば、荒井注さんのギャグをフキダシに入れてみるの
もわるくないはずだ。「あぶないとび出し その 何見てんだよ!」

佐賀町
(11-05-05)

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published : May 2, 2009
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